まちづくり会社シャレット・デポ代表 しゅーたのブログ

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ウォーカブルなまちづくり

ウォーカブルとは、「歩ける」という意味ですが、ウォーカブルなまちづくりとは、車社会もしくは単体のショッピングモールからの転換を指し示しています。

ご存知のとおり、日本は車社会であり、郊外のロードサイドに店舗が軒並み連ねてる形を取っており、従来の駅を中心とした商店街は地方を中心に衰退の一途を辿っております。

また、ショッピングモールも、ネット販売に押され、かつてほどの勢いはありません。

この状況からの転換を図ることこそ、「ウォーカブルのまちづくり」に他なりません。

 

では、ウォーカブルなまちづくりとはどういうことかと言うと、ショッピングモールをタウンセンターとして、メインストリート(商店街)や交流空間である広場を再整備し、郊外からダウンタウンへの回帰を促すことにあります。名前のとおり、「歩ける」形をつくることで回遊性を生ませ活力を生じさせることにより、住民や労働者、来訪者の生活の質を向上させ、不動産価値の向上にも繋げていく取り組みです。

ここで重要なのは、地域生活の中心に広場等の交流空間を有していることです。オープンエアの空間で、活気のある公共空間を持たせることで、オンラインショッピングには不可能な街巡りが可能になり、ダウンタウンに活気がもたらされると言うわけです。

 

ウォーカブルなまちづくりは、最近提唱された概念で、日本では、2020年6月に「都市再生特別措置法等の一部を改正する法律(令和2年法律第43号)」が成立、「居心地が良く歩きたくなるまちなか」が推進されるようになりました。

まちづくりの手法としては、最近のトレンドであり、大いに注目すべきです。