百貨店建て替え計画
先日、日経MJにこんな見出しが出てました。
「百貨店、駅の顔でなくなる日」
(日経MJ 2022年10月5日)
内容は、小田急百貨店新宿店本館や京王百貨店新宿店、東急百貨店本店などが相次いで建て替えするというものです。
残念ながら、百貨店は、郊外のスーパーモールやオンラインの販売網に押され、売上は低下の一途を辿っています。そういう意味では、自分は建て替えはしょうがないと思っています。
問題なのは、建て替え後に高層ビルが建つそうですが、入居は未定という事実です。
東京では、再開発などで、高層ビルが乱立しておりますが、テナントが入らず苦戦するケースも目立っているようです。
ビジネスの基本は先回り営業です。
先にテナントを確保してから、それに応じた規模のビルを建てるのが適正規模になり、やり繰りに困ることは無くなります。
こんなやり方では、テナント供給過多になり、テナント獲得に向けた血みどろの争いは避けられません。そういう行き当たりばったりの計画でよいのかは、大いに疑問が残るところです。